今日はウィキッドを見に行った。

オズの魔法使いの話っていうので、正直あまり期待していなかった。
が、内容は全く違っていて凄く面白かった。
我がままてんこ盛りのグランダの事を何故にエルファバは、最後まで友達と思えたのか。
彼女がありのままで居続けたからこそ、エルファバもありのままで居られたからだ。
誰しも自分以外の誰にもなれない。だからこそしんどい事もあるが生きる価値もあるのだ。
たぶん、秘密を打ち明け合うシーンも鍵なのだろう。
あなたのせいではない!強く言ってくれたその言葉は彼女を大きく変えたと思うし。
正反対な性格って、お互いないものを持ってるから、最初理解不能で訳もなく
イライラして、途中相手を羨ましく、妬ましく思ったりもするのだが、それも超えると
心から認め合える関係も築けるのだとこの物語を見て思った。
それに、人々に伝わる話が、本当の事だとは限らないってとこが、考えさせられた。
セットも衣装も凝っていたし、場面展開、演出も凄くよかった。
特に休憩前のエルファバ(ウィキッド)の悲しみと怒りとがこみ上がる
シーンの歌声では、全身にビリビリと電流が走った。
オペラ座の怪人でも同じ現象が起こったけど、あの時は、単純に男性の声量って
やっぱり凄いんだなっと思ったのだが、今回、それは勘違いであり、
性別なんか関係なく、凄い人は、凄いんだ!と改めて思った。
多くの観客を一人の歌声だけで圧倒し、魅了できる力ってほんと凄い!
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